狭山清陵分校より

大型物品の調達

改修工事と同時に、開校に向けた備品の整備も行っています。昨日、農園芸の授業で使う、折りたたみ式リヤカーが納入されました。思ったより軽く、来年からの授業で活躍しそうです。

一方、この時期ならではの課題が見つかりました。それは「落ち葉」です。農園芸場の周りには落葉樹が多く、この時期落ち葉が多く出ることがわかりました。畑の作物に影響が出ないように落ち葉拾いする必要があるかもしれません。

落ち葉と農業と言えば、埼玉県の三芳町・所沢市を中心とした伝統農法である「武蔵野の落ち葉堆肥農法」。この地区は、火山灰土に厚く覆われ作物が育ちにくい土地であったため、江戸時代から多くの木を植えて平地林として育て、木々の落ち葉を掃き集め、堆肥として畑に入れて土壌改良を行ってきました。300年以上続くのこの伝統農法が、平成29年に日本農業遺産に認定されました。(詳しくは、ちょこたび埼玉の記事内のリンク、「武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会ホームページ」内、「武蔵野の落ち葉堆肥農法について」(YouTube)で紹介されていますので、ぜひ見てください。)

分校の農園芸の授業でこれを取り入れるのは難しいですが、埼玉の伝統農法を紹介する授業も取り入れていければと思います。